ブサもさ男の正体!?

帝side


んぁ～



カーテンの隙間から朝日がもれている


その朝日が俺の目にあたって


まぶしくて、眠気が吹っ飛んだ


ゆっくりと起き上った




隣には愛希がすやすや寝てる



頭をなでてやると


ニコニコ笑いだした




でも、寝てるみたいだ



赤ちゃんみてぇだな



でも、愛希がモテる理由がわかるよ


優しくて、他人思いで


顔もよくて

スポーツもできて

勉強もできる



完璧だから



すげぇよ


マネなんてできねぇ


そんな愛希は


でも結構無理してて


神経質で


この二つのことに気づけたのは

こんなにも近くにいたからなんだけどな


つか、そろそろ


起きるか


俺がゆっくり愛希を起こさないように


移動して、片足がやっと床についたら


愛希が「んぅ・・・。」といったから


起こしちまったかと思って


愛希の方を見たら

顔をゆがませてた

やべぇ起きるか？


だけど、愛希は起きなかった


もう一回ゆっくり動くと・・・。


ん？


なんか服がどっかにひっかがってる


服を見ると、愛希の手があって


愛希が服を握ってた


はがそうと手を近づけたら


今度は愛希自身が俺にすり寄ってきた


・・・・。


『可愛い』


そういえば、愛希のおかげで最近よく笑う


起こすのも悪いけど、そろそろ起こすか


でも、どうやって起こそうかな？


とりあえず、愛希の頭をなでながら考える


つか、まつ毛長くないか？

ほっぺもやわらかいし


ほんと『可愛いな』


しばらく頭をなでていると

まつ毛が揺れて、ゆっくりと目が開いた


最初はとろ～んとした目で俺を見つめてきた


おぃおぃ、そんな目で見んなよ・・・。


理性ぶっ飛ぶわ


帝「おはよ、ゆっくりでいいから起きてこいよ？」

俺はそう言ってゆっくり俺の服を握ってる手を

はずしていった


他にも誰か起きてんのかな？


そう思いながら階段を下りた


end