ブサもさ男の正体!?
帝がいなくなってから
数分後・・・。
お父さんがいきなり立ち上がって
父「ちょっと、散歩行ってくる」
と言った
そしたら、雄太が
雄太「俺も」
と言って二人とも家を出て行った
残された私とお母さんと竜哉
お母さんはいつも通りふわふわしてて
母「ごはんどうしようか?」
なんて、聞いてくる
私だけなのかな?
胸騒ぎがして
心臓がバクバクになって
苦しいのは・・・。
帝がどこかにいってしまったのも
お父さんと雄太がどこかにいってしまったのも
すべて、帝の電話が関係してそうな気がする
いきなり、肩をトントンと叩かれて
振り向くと
ほっぺに指が当たった
竜哉「なーに考え事してるの?」
竜哉は私に微笑みかけてくれる
そのほほ笑みが私には
『心配しなくて大丈夫!』って
言っているようにしか見えなかった
何もしゃべらないでいると
竜哉が
竜哉「シカトはひどいよ」
って言ってきたので
私は慌てて
愛希「べ、つにシカトじゃなくて
なんて言うか・・・。
あの、・・・・えっと
考え事してて
だから、・・・・その
返事するのが、遅れたの」
竜哉「じゃぁ、その考え事って何?」
愛希「えっ?」
竜哉「だって、愛希
考え事っていつもよからぬことを考えてるんだもん」
愛希「よからぬこと?」
竜哉「そうそう」
愛希「たとえば・・・?」
竜哉「エロいこと?」
愛希「ばっ、かじゃないの!?
そ、んなこと考えないわよっ!!」
竜哉「あれ~♪ 図星かな☆」
愛希「違うって言ってるでしょう!」
竜哉「だって、顔赤くなったんだもん」
愛希「それは、竜哉が変なこと言うからでしょう!」
竜哉「変なことって・・・?」
竜哉がにこにこしながら聞いてくる
この会話が数分間つづいて
お母さんが
母「ごはん食べたいっ!」
ってプクッっとほっぺを膨らませて言ってきたので
やっと、言い合いみたいな会話は終わった