ブサもさ男の正体!?
次の日私は翔に言われたとおりに


買い物に出ることにした


何を買おうかな?


パソコンがほしいな


あと、ケータイも


自分で壊しちゃったしね(笑)


あと、文房具とか


洋服とか?



色々見てみよう



お店に入ると、日曜日のせいか


お店の中はにぎわっていた



若い人やカップルとかが多かった



きょろきょろしていると


「うわっ!久しぶり」


いきなり、後ろから話しかけられた


久しぶりって?


なんだろうと思って後ろを振り返ると


三人組の男子



ナンパかコノヤロー


ちょっと、知り合い!?とか


びっくりしたじゃないか


まったく。


こんな新手のナンパがあるなんて


シカトして歩き始めると


「あれれ~? 何でシカトしちゃうの?」


とか話しかけてくるし、ウザ


しばらく無視していると


「そこのお嬢さんお茶していかない?」


またかっ!!


私はヒールと荷物を持ってるというハンデの中


もうダッシュで逃げる


そして、なんなくナンパを巻き上げる



走ってついた先にちょうど電気屋があったので


立ち寄って、携帯とパソコンを買った


ついでに、プリンターも(笑)


いや~、今の時代いいね♪


楽チンになった


いい買い物をしたと思ってルンルン気分で


お店を出ると、後ろから


「何してるの?」


だから、ノリで


愛希「何って買い物」って言って後ろを振り向くと


楓が目の前にいて、その隣に秦がいた



あらまぁ~


仲良くおデートですか



って、考えてる場合じゃなかった



ここで捕まったら、また何が起こるかわからない


急いで逃げなきゃ



楓「愛希!!」


私が走りだそうと体制を変えようとしたら


いきなり楓が大声で私の名前を呼んだ


びっくりして、からだが一時的に動かなくなった


楓「なんで、携帯でないのよ!!


みんな、何回もかけたんだよ!


みんな!!」



楓の目には大粒の涙が、こぼれそうなくらいたまっていた


せっかく、きれいなお洋服を着てるんだから笑いなよ




愛希「携帯壊しちゃったんだよね(笑)


だから、今新しい携帯買ったとこ」



楓「じゃ、今すぐ私の携帯に電話して!」



愛希「色々設定しなきゃだし、あとでいい?」


楓「ダメっ!愛希はいつもそう言ってしないもん」


愛希「絶対するから・・・。ねっ?」


楓「本当に?」


愛希「私が約束破ったことある?」


楓「大事なことは守らないけど

どうでもいいことは守ってくれる」


愛希「・・・。だめじゃん」


楓「ホントのホントに?」


愛希「ホントのホントに」


楓「わかった。愛希のこと信じてるから」


愛希「うん」








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