ブサもさ男の正体!?

翔の家にもかえるわけいかなくて


今日はホテルに泊まることにした


受付の人は私の泣き顔を見て少しびっくりしていたが


すぐに営業スマイルになって


受付をしてくれた


部屋に入ると私はベットにダイブして


嗚咽を漏らしながら初めて声をあげて泣いた


ずっと。ずっと。



気づくと朝になっていて


泣き疲れて寝てしまったのか・・・。


とりあえず、風呂に入ろう


そして、お風呂に入る時に洗面所にある


鏡を見たら、目が腫れていた


のども痛いし・・・。


何よりも心が重い



楓には後で連絡しないと


絶対怒ってるな



私はお風呂に上がった後ホテルで朝食をとって


ホテルを出た


携帯には翔からの電話やメールで埋め尽くされている


そういえば、昨日連絡してなかったな


さっそく、電話しようとかけようとしたら


いきなり、携帯が鳴った


びっくりして携帯を落としそうになった


危ない、危ない



名前を見てみると


『翔』と出ていた


ちょうどよかった


そして、電話に出る


愛希「もしもし」


翔「もしもし!?


どこにいるの?


電話も何も連絡なしで


心配したんだよ」



愛希「ごめん、ごめん」


翔「今日はちゃんと帰ってくる?」


愛希「うん」


翔「待ってるからね」


愛希「ほーい」


「ピッ」


翔はこんなに優しいのになんで不良何かやってるのかな?


何であんなに帝王にひどいことができたのかな?



あ、そういえば楓に電話しないと


番号は今はばれたくないから公衆電話で電話しよう


近くにちょうど公衆電話があったので遠くまで歩かなくてすんだ


楓の番号を押すと


楓はすぐに出てくれた



愛希「もしもし、愛希だけど・・・。」



楓「ふざけんなよ」



楓の初めの一言がめちゃくちゃ怒ってる


その証拠にめちゃくちゃ声が低い




愛希「昨日はごめんね」


楓「やっぱり、愛希は大事な約束は守らないんだね」


愛希「昨日は疲れて寝ちゃいました。すいませんでした。」


楓「わかったなら、よかろう」


楓の声が明るくなる

けど・・・。


楓「何、公衆電話からかけてくるんだよ!


携帯の方出かけてきなさい!!


番号ばれたくないとかそう思って


公衆電話出かけてきたんでしょう!!


ありえないからね!


携帯電話でかけなおしなさい!!」




楓はそう言って電話を切った


ばれてましたか・・・。


しょうがなく、自分の携帯で


楓に電話をかける



愛希「もしもし」


楓「もしもし」


愛希「とくに話す内容もないから、切るね」


楓「ちょいちょいちょい!!」


愛希「何?」


楓「なにじゃないでしょ!!


自分の用事終わったから、さっさと


電話切るんかいな!


この、薄情者!!」



愛希「言いたいことがあるんですか?」


楓「ええ山ほど!!」



あぁ、通話時間が長くなりそうだ・・・。



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