ブサもさ男の正体!?
愛希「わかりました・・・。聞きますよ」


楓「何で昨日電話してくれなかったの?」


愛希「寝てました」


楓「じゃ、電話がつながらなくなった時の留守電あれなに?」


愛希「わかりません」


楓「ちゃんと答えて」


愛希「いつもの感謝を言えないから」


楓「でも、そのあと愛希は姿を消したわよね」


愛希「いいえ、二週間ほど学校にいました」


楓「いなかったじゃない!」


愛希「他のところから見ていました」


楓「ちゃんと、学校来ればいいじゃん」


愛希「もう、それはできないかな」


楓「なんでよ」


愛希「ごめん」


楓「謝るんじゃなくて、理由を言ってよ」


愛希「みんな元気にしてる?バスケ部のエースは決まった?」


楓「愛希がいないけど一応みんな元気にやってるわ

エースはまだ愛希だよ」




エースまだ決めてないの・・?




愛希「私はもう戻らないよ」



楓「みんなはいつまでも愛希を待ってるよ

今はエース不在だから部長が代理でやってるけど」



愛希「もう、本当に戻らないんだよ」


楓「わかってる。でもたとえ、もう戻らないのが100%でも

私は可能性を信じる。きっと愛希は戻ってくるって」



愛希「・・・。」


なんでそんなこと言うの?

心が苦しい




楓「帝には連絡した?」


愛希「して・・ないよ」


楓「してあげた方がいいよ。」


愛希「出来るわけないじゃん」


楓「愛希」


愛希「・・・。無理だよ」


楓「あらぁ? やってもないのに無理とか言う愛希は

私は知らないな~?」


心が揺らぐ


でも、ダメだ


ここで心が揺らいだら


誰かがまた犠牲になる




愛希「楓、もう私は前の私じゃないの」


楓「愛希・・・?」


愛希「私がいなくても大丈夫だよ。


きっとみんないきなりいなくなったからびっくりしてるんだよ


エース何か誰でもなれるよ


努力を惜しまなければ


私がいなくてもいても


世界は回ってるじゃん


私の存在はそんな大層なものじゃなかっただけだよ


ごめん、もう切るよ」



私は勝手に電話を切った


電話を切った後にまた楓から電話が来たけど


拒否した






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