ブサもさ男の正体!?

最後の一週間になってしまった


これからどうしようかな


でもな、もうやり残したことは何もない


ただ、もう少しみんなとバスケがしたかった


みんなと高校生活を最後まで楽しみたかった


みんなといっぱい遊びたかった


好きな人と一緒に幸せな時間を過ごしたかった


・・・。


こんな贅沢言っちゃいけないよね


だって、決めたのは私だし


何言ってるんだろう


もう、何もかも忘れよう


とりあえず、翔の家に帰ろう


タクシーに乗り込んで


翔の家に向かった


家につけばいろいろと家具が揃えられていた


もう、届いたのか・・・。


早いな(笑)

少し感心してしまう


少しばかり、ベットに寝転んで


ボォーと天井を眺めていると


翔「愛希帰ってきたのか？少し話があるんだけど」


愛希「帰ってきたよ」


私がそういえば、翔は私の部屋の中に入ってきた


翔「大丈夫か？」


愛希「何が？」


翔「いや、疲れてないのかなって」


愛希「大丈夫だよ」


翔「これからのことだけど・・・・。」


愛希「何？」


翔「愛希にはほかの学校に転校してもらう」


愛希「別にいいよ」


私がはっきりといえば、翔は少し驚いた顔をした


きっと、少しばかり何か言うとでも思ったのだろう


翔「本当にいいのか？」


愛希「なんで？」


翔「未練はないのか？」


愛希「あるわけないじゃん。私が自分で決めてこっちに来たんだから」


翔「そうか・・・。」


愛希「翔ってさぁ、本当にビターの総長？優しすぎるでしょ」


翔「俺は基本争い事嫌いだしな」


愛希「うそでしょ。だって帝王のみんなにあんなことしてたし」


翔「あんなこと？」


愛希「へっ？」


翔は何も知らないのだろうか？


なんで？


翔の指示じゃないの？