ブサもさ男の正体!?
なんか無性にどこかに行きたくなってきた



どこに行こうかな~?



翔にはちゃんと出かけてくるって言わないとダメだよね



翔に出かけてくると告げ



いそいそと出かけた



のらりくらり、自分の生きたい道を行った



自分が今どこにいるのかわからない・・・。



やばい、これって迷子だよね


どうしよう




どんどん暗くなっていくし



携帯は・・・圏外



サイヤクだぁぁぁぁぁ!!!



そんなこと考えながらも私は歩く足を止めない



なぜだか自分でもわからないけど


でも、どうしても進みたかったんだ



私より背がでかい草の茂みをかき分けて


進んでいく


普通の人だったら、頭が出てるんだろうけど


私は身長が小さいからでない


くそっ!


どうやったら身長伸びるんだっ!



やっとの思いで茂みをかき分けると


あたりはもう暗くて夜になっていた



上を見ればお月様が輝いてとてもきれいだった



・・・っ!?


おもわず、息をのんでしまった



自分の目の前に広がるきれいな景色が



とてもこの世のものとは思えないくらいに


きれいで、どうやって言葉で表せば


いいかわからないくらいとてもきれい



目の前は暗いのに今日はなぜが月と星が


きれいに輝いていて


その下には桜が咲いていた


桜の木はなぜがピンク色に輝いていた



まるで、星と月がライトアップしているみたいに


しだれ桜がきれいに咲いていた



でも、今は春じゃないのに



なんで桜が咲いているのだろう



どうして、私はここに来たのだろう



そして、木の根元のところで



人が座っている



何をしているんだろう



こんな夜に



少し近づいて顔をのぞいてみた



しかし、逆光で顔が見えなかった



私はその人の反対側の木の根元に行って



桜を眺めていた




すると、声をかけられた



「あんた、こんな真夜中に何してんだ」


えっ? なんで声かけてくるんですか!?

めちゃくちゃ怖いんですけど・・・。


愛希「なんとなくです」


「女の子がこんな真夜中に出てきちゃいけない」


愛希「出かけたい気分だったんですよ」


「そうか、たまにはそんな気分にもなるよな」


愛希「あなたは何をしているんですか?」


「さぁ、俺もあんたと同じだ」


愛希「そうなんですか。ここの桜きれいですね」


「あぁ」



少し知らない人と会話して怖かったけど


なんだが前よりは気持ちが楽になったかも


















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