俺様ヤンキーと切ない恋の途中で。





「あっ…」





なにか思い出したように、遥斗は驚いた表情を見せる。





「わ、わかるっていうのは…

中学のときの、友達もそんなこと言ってて…。

俺が、そうだったってことじゃないから!」




「そうか」





俺は、笑って見せた。





「俺と一緒なやついたんだな~」





遥斗が嘘吐いたことくらい、わかっている。わざと、騙されたふりをした。




中学のころ、もしくは今もりさのこと、好きなんだろうな、遥斗は。




けれど、アドレス教えてくれたってことは、今はもう…?




考えても意味がない。本当のことは、結局遥斗しかわからないのだから。




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