あなたと見る月~新撰組~(編集中)
1.日常が非日常に変わる時
教室の窓から空を見る。
それが私の学校での日課。
学校ではそれしかしてない。
流れる雲を見て時間を潰す。
静まり返った教室には黒板の前にいる教師の声だけが響き渡る。
私はその声を聞き流し空を見る。
今は日本史の授業らしい。
そんな授業を聞かなくても私は知っている。
私が学校に来る意味だってほとんどない。
ただ単位を取りに来てるだけ。
だから馴れ合いなんてしない。
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