あなたと見る月～新撰組～(編集中)

真剣勝負

朝、目が覚めて時計を見ようとしたが時計が無いことを思い出した。



歌「そう言えば江戸時代だった…」



私は朝ご飯を食べたら道場に行って入隊試験を受けないといけない。


私はそんなことしたくないんだけど…



歌「はぁ………」



昨日からため息ばかりしている気がする。


私は身支度をしてご飯を食べずに、竹刀を持って道場に向かった。






歌「失礼します」


？「んっ？お前が俺を指名してきた奴だな」



顔をあげるとそこに私より少し背の低い男の子が立っていた。


これが藤堂か…


想像してたよりは大人っぽい顔だった。



歌「あなたが藤堂さんですね。私は月夜　歌といいます。今日はよろしくお願いします」


藤「平助でいいよ♪よろしくな♪」



その男の子はにっこりと笑いかけてきた。


なんて人懐っこいのだろう。


そして単純でバカそう。




大人っぽい顔立ちが一気に子供っぽい笑顔で台無しだ。


まあ、ギャップって言ったらギャップだろうけど、これはコンプレックスなんだろうな…


そんなことを考えていたら、少しずつ幹部が集まってきた。