あなたと見る月~新撰組~(編集中)






なったんだけど……。



私たちは屯所を出てから一度もしゃべってない。


いや、別にしゃべりたいわけじゃないけど…


なんか気まずい……。



斎「……………………」


歌「……………………」



ものすっごーく…気まずいんですけど…



斎「…………ここだ…」



どうやらやっと呉服問屋に着いたみたいだ。


斎藤は無言で中に入っていく。


私はそれを追いかけた。



歌「お邪魔します」


娘「あら、斎藤はん。お久しぶりどすなぁ」


斎「…………あぁ…」



斎藤はここでも素っ気ない態度だ。



娘「そちらの方は初めて見るお方どすね。うちはこの店の主人の娘の妙さかいよろしゅう」



妙さんはすごく美人で女の私から見ても見とれてしまう程だった。



歌「私は月夜 歌といいます。こちらこそよろしくお願いします」


斎「……今日はこいつの着物を5着程と着流しを2着程頼む…」


娘「かしこまりました。ちょっと待っててな」




それから何着か出してもらい予定通り着物と着流しを買って店を出た。







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