あなたと見る月~新撰組~(編集中)





歌「ここはどこだろう…」



どうやら私はクソ土方から逃げていたら屯所内で迷ってしまったようだ。





何故か世界で1人ぼっちになったような気がした。




1人ぼっちなのは昔からだからもう気にしていない。



昔は誰かが迎えに来てくれると信じていたが、もうそんな夢を見る年ではない。



歌「誰かいないかな…」



私は人を探そうと思い襖に手をかけた。



?「そこのあなた。その部屋にご用ですか?」


歌「………」



気配には気付いていたから驚きはしない。


振り返ると眼鏡をかけた長髪の男性が立っていた。



歌「入隊したばかりで迷ってしまって人を探していたんです」


?「そうでしたか。自己紹介が遅れてすみません。私は山南 敬助と言います」



その男性はにこやかな表情で自己紹介をしてくれる。


なんて礼儀正しい人なんだろう。


クソ土方とは大違いだな…



歌「いえいえ。私は月夜 歌と言います」



私が自己紹介をすると山南さんは少し驚いたようだった。




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