あなたと見る月~新撰組~(編集中)
私は部屋から持ってきた竹刀を構えて永倉を見る。
永倉も原田から竹刀を受け取り構えた。
永「手加減なんてしねぇからな!!」
歌「分かってますよ♪」
険しい表情の永倉に対して私はにっこりと微笑んで返事した。
私が沖田に目で開始の合図を送る。
沖「では、一本勝負。…始め!!」
道場に沖田の凛とした声が響いた。
いつもの沖田とは少し違う声色に私はびっくりした。
─────って、そんなことしてる場合じゃなかった!!
慌てて永倉を見ると永倉は沖田を見て目を見開いていた。
多分さっきの沖田は隊士たちにとってもすごく珍しいかったのだろう。
私がチラッと沖田を見ると、もういつものニコニコしている沖田だった。