あなたと見る月~新撰組~(編集中)
私と永倉はお互いを見て合図をした。
その瞬間、永倉は攻撃して来た。
パシーン!!
私は竹刀で攻撃を受ける。
やはり二番隊組長と言うだけの事はある。
藤堂や原田に比べると攻撃が重い。
だが、この程度では私を倒す事は出来ない。
私は次に来た攻撃をギリギリまで引き付けてかわした。
永倉は唖然としている。
きっとさっきの一発で勝負が決まったと思ったのだろう。
まあ、普通ならあそこまで近かったら逃げれないもんね。
永倉が慌ててこちらを向いた瞬間。
私の竹刀は永倉の頭に当たる寸前だった。
そして、私は軽く竹刀を頭に当てた。
沖「勝負ありですね♪勝者は月夜さんです♪」
私は竹刀を下ろして礼をした。
歌「ありがとうございました」
その瞬間、土方の声が道場に響いた。
土「月夜 歌を幹部にする事を発表する」
土方のその言葉に反論する者はいなかった。
歌「……はぁ……」
めんどくさい事になった。
私は元の生活で幸せだったのに。
なんで、こんなめんどくさい事になってるんだろう。
理不尽な出来事に今更苛立ってきた。
私は何か喋ってる土方たちに気付かれないように気配と足音を消して道場を後にした。