ナミダ星
私は、眠たい目を擦りながらようやく起きた。


「あれ〜?尋くん。何やってるの?」


私の前に立っていた、尋くんに気付いた。



「って…ここ教室じゃん。私いつの間にか寝てたんだ」



そう、私は部活で居なかった尋くんを待つため教室に居たら寝てしまっていたのだ。




そんな私を見て、尋くんが飽きれながら…


「はい!じゃあ帰りますよ。沙世姫!!」


と言いながら私の手を握った。




あの夜の出来事から、幾度と季節を通り過ぎ私達は高校生になっていた。


相変わらず私達は、今も一緒にいる!!


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