ナミダ星
「ねぇ〜沙世ってば、気になるの??」


といつまでも私を、からかう尋くんに怒った。



「気にならない!!いいじゃん。良かったね!!もぅ、その子と付き合えば…」


そんな風に叫んだ私の肩を、尋くんが力強く掴んだと思った瞬間…




……なっ、なに??


……うそ、、うそでしょ。


こんなのってアリ???




私、いま尋くんにキスされてる………。




尋くんの唇が、私の唇に触れている。


この状況が、イマイチ飲み込めない私。


どれくらいの時間、唇が重なり合っていたのか……


私には、もの凄く長く感じた。


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