沢山のありがとうを君に
「嘘やろ…。なぁ美幸返事してくれや」
「こ……洸太?」
「美幸、美幸!!」
「死にた……くなぃ」
本当はもうちょっと洸太と居たかった
死にたくない
これは本当に心から思ってること
だけど、私は死ななきゃいけない人間
このまま死んだ方がいいんだ
けど死にたくない
洸太と一緒に居たい
私、洸太の事好きになってたんだ
今さら気づいても遅いよね
「美幸は死なへん。死んだらあかん」
「洸太……」
「なんや?」
(好きです)
あぁ、本当に死んじゃうんだ
最後まで私は人を不幸にするんだ
洸太が泣いてる
洸太だけは不幸にしたくなかったな