沢山のありがとうを君に
「ケーキはどうすんの?」
「ケーキはお母さんと手作りしようかなって考え中」
「手作りケーキが食べれるの!!めっちゃ嬉しい」
「嬉しがってもらえるなら作りがいがあるよね」
「美味しいケーキを作ってください」
「任しといて」
お菓子作りは小さいときからやってるから得意なんだよね
ケーキの他にも何か作ろうかな
クッキーを焼いてケーキに飾り付けするとか
いいね
さっそく帰ってお母さんと相談しなきゃ
楽しみだなパーティー
「俺ちょっと買い忘れたのあるから先帰ってて」
「うん。わかった。あんまり遅くならないようにね」
「了解」
さてと、さっさと帰りますか
今日の夕食はなんだろう
「美幸」
「えっ奏真?」
「久しぶりだね。まさか美幸が生きてるなんて思わなかったよ」
「何でここに居るの?」
「美幸を連れ戻すため。てか、さっきの男誰?」
「奏真には関係ない。それと私東京には帰らないから」
「帰らなかったらうーんと誰だっけ花梨や章吾、雛そして洸太だっけがどうなっても知らないからね」
「どうなるのよ」
「死ぬか恐怖を与えるかな」
「っ………」
「美幸が帰るか死ぬかしないと俺には永遠に幸せが訪れないんだよ。わかってるだろ、美幸は人を不幸にする存在。幸せにはなったらいけないんだよ」
「私は幸せになってもいいの。洸太がそう言ってくれた。私は死なないし帰らない。奏真の幸せなんて知らない。私には関係ない」