私だけのメガネ男子な彼。
メガネの奥にある瞳が私を捕らえる。
メガネっていうフィルターがあるというのに…
…完全に見透かされてる。
逃げることなんてできない、と観念する。
「………うん。もっと触れてほしいって思ってた。私ももう、我慢なんてできなかった…」
「…」
「………って、恥ずかしい!」
私は首をすくめて布団の中に潜る。
いや、布団の中も何か恥ずかしい!
め、目の前に…キレイなおへそが…っ
「…また誘ってるの?」
スルン、と彼の手が私の背中を撫でる。
私の身体はビクンとしなって、布団から顔を出してしまう。
「っ!」
私の反応に、彼の口角が上がるのが見えた。
「…もう、絶対に君のこと離せないな。そんな顔、俺以外のやつに見せたらダメだからね?」