私だけのメガネ男子な彼。
駄々っ子。
こんな時に出るのは、かわいいキミ。
甘えるように、拗ねて、唇を尖らせる。
そんなキミに、胸がきゅんとして、つい負けそうになる。
うぅ…
そんなのズルいよ~…
恥ずかしいから嫌なんだってばぁぁぁ。
この状況を回避する方法はないのかと、考えを巡らせる。
………
そうだ、と私はあることを思いついた。
可能性は低いけど…誤魔化すくらいはできるかも。
―――ものは試し。