小悪魔彼女。
桜の季節は出会いの季節!?
桜と双子。
「おーい!涼太ー!」
朝早くから俺の名前を呼ぶ親友の優斗の声。
「なんだよ、朝から騒々しいな。」
「だってよー、俺達今日から高校生活始まるんだぜ?」
「それだけかよ。」
「それだけかよ。ってなんだよ!!」
「くだらないなーって。」
「ひどいな、涼太は…。高校に受かったのって誰のおかげだっけな〜?」
と、ほざいてる優斗。
まぁ、確かに優斗のおかげでもある。
あの時の俺は――……「あぁあ〜っ!」
と、またしても優斗はうるさい奇声発した。
「んだよ、さっきから優斗うるさいぞ。」
「だってよ、大切なこと言い忘れてた。」
「大切なこと?」
「そうっ!俺達が入学する高校に可愛い子が入ってくるらしいぜ。」
「へー。」
「しかも双子!」