小悪魔彼女。
「女の子が好きだから〜!」
と、優斗は叫んでいた。
でも俺はすかさず、
「あ、学校ついたぜ。」
と、優斗の話をスルーした。
「涼くん最低〜!」
勝手に"涼くん"呼ばわりする優斗。
「涼くんって呼ぶな。」
そう言って、俺はクラスを確認して玄関へと入った。
優斗と同じクラスだ。
「涼太ぁ〜っ!待ってよぉー!」
「あ、優斗がいるの忘れてた。」
俺は急に歩くのをやめた。
すると、ドンっと音がした。
「痛〜い。涼太!急に止まるなよ〜」
「あーごめんごめん。」
「反省してないなぁ。ま、いっか。で、俺たちのクラスどこ?」
「1年3組だから3階の真ん中あたり。」
「了解。」