『武士ドルが斬る!?』〈前編〉
権田教授は興奮して立ち上がり大きく頷いた。
「京都でまたその話を戸塚教授に話すよ。
その時は…生駒君も夢の話を戸塚教授に話してもらってもよいか?」
「わかりました。」
私は徳家君と権田教授を交互に見比べ深く頷いた。
「そうと決まれば…一刻も早く京都入りですね!」
「そうだな…。
仮眠をとっている者もいるから…日が登ったら朝食を取り出発だ!」
私と徳家君は権田教授の言葉に力強く頷き3人とも休憩所からでるとそれぞれ少し仮眠をとるため車へと戻った。
「じゃあ…。
また…。」
諷馬の車の前で徳家君と別れて私は助手席側のフロントガラスから諷馬の寝顔を眺め静かにドアを開けて車内に入り仮眠をとるため眠りについた。