『武士ドルが斬る!?』〈前編〉


 「そうよね…!
 確かに…未茶のいう通りだわ!

 どちらにしても…殿がやれそうな職を探さなきゃ…!」



 私達女3人衆は…ひとまず携帯を使ったり…パソコンを使ったりしてネットで職を探し始めたはみたものの…本人がどんな仕事に向いてるのかがわからないのもあり本人に尋ねた。



 「とにかく…バイトでもいいからしなきゃね!
 得意なものは?」



 殿はうーんと天井を見て考えた末…。


 「特にない…。
 新しい物が好きだ!」



 …と答えた。
 新しいと言っても恐らく殿がこの場所で始めるバイト自体新しい物だと思う…。



 「質問を変えた方がよくない?」



 「う、う、うん…。」




 私は質問の意図を変えた。



 「将来の夢は…?」


 それは、迷わず…。

 「天下統一。」



 「…………………。」



 いやこの時代に天下統一とか役に立つ職業ないから…(汗)


 「どうするの……?」


 暑くもないのに額から汗が流れ落ちる…。




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