『武士ドルが斬る!?』〈前編〉


 「はい…!!
 羽柴さん!
 …未茶です。


 嬉しい…。
 メールみてすぐかけてくれるなんて感激です…。

 えっ…。
 本当…ですか?

 はいっ…!
 実は…相談したい事があって…はい…。

 ええ…。
 メチャクチャいい子なんですよ!

 私は…脱ぐのNGですけど…その子OKみたいだし…。
 えっ…!
 あっ‥!
 わかりました…!
 じゃあ今日一緒に連れてきますね…。
 わざわざありがとうございました…。

 はい…。
 失礼します」



 私達は未茶を除いた4人で掛け布団をたたんだり…テーブルをセッティングしながら聞こえてくる未茶の会話のやり取りに注目した。



 電話でのやり取りなので当たり前の事だが未茶の会話だけのやり取りを通して聞いている内容だけで…何を話してるかはわからないが昨日の殿の話をさりげなくしてくれたのかなあ…というのを話の節々に感じた。



 やがて朝食の料理を運んできた未茶がテーブルに配り終え朝食を食べ始める頃愛が先程の電話の事について問い詰めた。

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