『武士ドルが斬る!?』〈前編〉
「本能寺の再建の際に…豊臣秀吉から「禁黙口伝〈キンモククデン〉」という文を預かり誰にも公開される事なくその場所の僧を極めた者に納められて守られてきたみたいなんだ…。
その「禁黙口伝」に“旧本能寺址に‥漂流する旅人を迎えいれる事”と示してあり本能寺本山の高層がその示してある日にいってみたら‥数名の僧に守られた者達がいたという事を教えてくれたんだ‥。
しかし…その者達の話では、1人まだ所在が知られていない人物がいる為‥寺の者達も内密に捜索しているものの足取りを掴めず困惑しているようなんだ‥。」
戸倉教授の信じられない話を困惑しながらなんとか冷静に整理して権田教授は言葉を繋げた。
「では‥その者が痴漢事件を起こしているというのか‥!」
「そう‥。
だから…なんとしても内密で謎の逃亡者を保護しなきゃいけないんだが‥警察も動いているしなんとかしないとという状況みたいなんだ‥。
生憎と言ってはなんだが‥痴漢にあった者達は‥なぜかみんなその時に金判をもらったようで‥大事にしたくないとなぜか良心的に警察に訴えているようだけど‥。」