『武士ドルが斬る!?』〈前編〉


 再びラジオ局のDJの声が外へと聞こえ今度はKabutoに質問を投げかけた。



 『―ボランティア的なイベントには…余り参加できませんが…時間がある時はお寺などでゲリラライブやサプライズライブをやってます。

 やっぱりファンの皆様にほんの少しでも身近な場所で同じ時間を楽しみたいと思っていますので時間がある時はできるだけ作るように考えていますから―』



 Ken-sinの意向とはまったく違う意見を述べ勝ち気な態度で堂々といい放った彼の言葉に…Ken-sinは微かに鼻で笑ったようにみえた。



 ゲリラライブとか大事にしてるなら…雑誌の撮影も大切にしてくれたらいいのに…。


 Kabutoの矛盾な言葉に私達は複雑な思いで聞きながら少しずつ愛に近づこうと人並みの中を私達は一列になって歩むことにしたその時…。


 『―そうですか…。

 本日は…Ken-sinとKabutoさんにお越しいただきました。

 Ken-sinさんとKabutoさん。

 素敵なトーク…どうもありがとうございました!―』




 『―ありがとうございました―』



< 426 / 649 >

この作品をシェア

pagetop