前途多難な彼女と彼氏①
翔side.


はー・・・。

どうすっかな・・・。



あの時思わず嘘ついて抱きしめちまった・・・。



俺って・・・実はめちゃくちゃ嘘つきじゃねぇか!?




「はぁ・・・」


「なーにため息ついてんだよ翔」


「は!?いつからお前そこにいたんだよ!!」


「いつからって・・・5分くらい前から?」


「5分前って・・・」


「まぁまぁ、落ち込むなって!なっ!」


そういいながらへらへらしている龍。
ちょっとむかつくよな・・・こいつ。




まぁ、それはさすがにかわいそうだから言わねぇけどな。




「それよりさぁ~あの子可愛くない??」


「は?誰だよ。俺女に興味ねぇから」


未来以外な。


「いいから見てみろよ!名前は確か・・・何とか未来!苗字思い出せねぇけど・・・」


「は!?」

・・
未来だとぉぉ!?

思わず俺は振り向いた。


そして思わぬ光景を目にした。



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