前途多難な彼女と彼氏①
「・・・別に怒ってねぇよ。なんか理由があんだろ?」
怒ってるのかと思ったら、俺の心情を察してくれていたらしい。
何か・・・地味に嬉しいな、そういうの。
「あのさ、俺未来と別れたんだ・・・」
「はっ!?嘘だろ!?あんなにラブラブだった二人が!?」
「俺も信じられなかったよ。まさか未来が婚約者を選ぶなんて・・・」
「なぁ、翔。お前それでいいのかよ?」
「・・・未来が幸せになれるなら俺は・・・」
「未来ちゃんは、ホントは婚約者を選びたいワケじゃなかったんじゃねぇの!?」
「・・・・・・」
「俺は、お前ら二人を見てきた。未来ちゃんはホントにお前のことが好きだったんだぞ!?」
「もう・・・いいんだ・・・」
「あぁ、そうかよ!それでもお前男かよ!!好きな女も奪い返そうとしねぇのかよ。情けねぇな。未来ちゃんが婚約者選んで正解だったのかもな!!」
そういって龍は教室を出て行った。
―――『好きな女も奪い返そうとしねぇのかよ』
できれば俺だってそうしてぇよ!!
それができねぇから困ってんじゃんかよ!!
俺は・・・俺は一体どうすればいいんだよ!!
怒ってるのかと思ったら、俺の心情を察してくれていたらしい。
何か・・・地味に嬉しいな、そういうの。
「あのさ、俺未来と別れたんだ・・・」
「はっ!?嘘だろ!?あんなにラブラブだった二人が!?」
「俺も信じられなかったよ。まさか未来が婚約者を選ぶなんて・・・」
「なぁ、翔。お前それでいいのかよ?」
「・・・未来が幸せになれるなら俺は・・・」
「未来ちゃんは、ホントは婚約者を選びたいワケじゃなかったんじゃねぇの!?」
「・・・・・・」
「俺は、お前ら二人を見てきた。未来ちゃんはホントにお前のことが好きだったんだぞ!?」
「もう・・・いいんだ・・・」
「あぁ、そうかよ!それでもお前男かよ!!好きな女も奪い返そうとしねぇのかよ。情けねぇな。未来ちゃんが婚約者選んで正解だったのかもな!!」
そういって龍は教室を出て行った。
―――『好きな女も奪い返そうとしねぇのかよ』
できれば俺だってそうしてぇよ!!
それができねぇから困ってんじゃんかよ!!
俺は・・・俺は一体どうすればいいんだよ!!