前途多難な彼女と彼氏①
え…

嘘でしょ…?
何でこの人がここにいるの?


「お前ら邪魔だからどっか行け」

「えー!なによそれ!」
「そーだよぉ!」
「なんでぇー?」


ガタンっ!

「うぜぇーんだよ!!」

「「「え………」」」


女の子達は、言葉を失っていた。


「人の回りにベタベタベタベタくっついてきやがって!二度と俺に近づくなっ!俺は…女が大嫌いなんだよ!!わかったらさっさとどっか行け!」



えー……この空気気まずいんですけどー……。

私にどうしろと??


しょうがない…。
座ろう……。


「おい」

「へっ!?」

「あのさ…なんか俺のせいでごめんな」

「あ、いえ。大丈夫です!こちらこそ助かりました!ありがとうございました」

「お、おぅ……」


え…?
顔が赤い?
もしかして、照れてる!?


って、そんなわけないかー。


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