BRACK☆JACK~本章~
ミサトは隣で頭を掻きながら何で俺が…とか文句を言っているレンを、横目で見つめる。
この男、も。
何だか、同じ香りがする。
「さ、早く行きなさい」
だんだん近づいてくるサイレンの音に、老人は二人を促した。
「ったく…来いよ」
ぶっきらぼうに、レンは言った。
思わず見とれていたことに気付かれないように、ミサトは不本意なんだからね 、としっかり釘を刺しつつも、レンの後についていく。
老人はその二人の後ろ姿を、黙って見送っていた。
この男、も。
何だか、同じ香りがする。
「さ、早く行きなさい」
だんだん近づいてくるサイレンの音に、老人は二人を促した。
「ったく…来いよ」
ぶっきらぼうに、レンは言った。
思わず見とれていたことに気付かれないように、ミサトは不本意なんだからね 、としっかり釘を刺しつつも、レンの後についていく。
老人はその二人の後ろ姿を、黙って見送っていた。