BRACK☆JACK~本章~
【5】
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バタン、と玄関のドアを開け、洗面所で歯磨きをしていたレンを無視して、ミサトはキッチンのシンク下の扉を開ける。
「何してんだよ」
レンは慌ててキッチンに入ってくる。
「ちょっと貸して」
ごそごそと、ありったけの武器を取り出すミサト。
「ちょっとって…おめぇそれ、ありったけじゃねェか」
「もっと弾ないの!?」
「おい!!」
レンはミサトの上着の襟を掴んで、無理矢理立ち上がらせる。
そこで初めて、ミサトの顔をまじまじと見つめて。