BRACK☆JACK~本章~
「何が、目的だ?」
顔色一つ変えずに、倒れるミサトを見下ろす位置で立ち、エイジは言った。
「ごめん…探し物」
起き上がろうとして、ミサトは激痛に呻く。
エイジはまだ、警戒を解いてはいない。
少し先に、さっき弾かれた銃が落ちているのが目に映る。
「あんたこそ、ここで、何をしてたの?」
「俺は…」
エイジは少し、言いよどんだ。
その視線の先には、パソコンの画面。
ミサトは真っ直ぐにエイジを見つめる。
そして、パソコンに歩み寄った。
「失くしたもの…たくさんあるよ…」
そんなミサトを見て、エイジは聞く。