BRACK☆JACK~本章~
「貴様…!!」
「ディスクとユイを交換だ。…立てるか、ユイ」
エイジの声に、ユイは呻きながらゆっくりと起き上がる。
「無茶苦茶やるわね…エイジ…」
苦痛に顔をしかめながらも、ユイは微かに笑う。
「ミサトがそっちにディスクを持っていく。アクセスコードも教える。もちろんこの場合、銃も置いていくってのがセオリーだと思うんだが…どうだ、ロン?」
エイジはそう言ってミサトにディスクを渡す。
いきなりの展開に、ミサトは驚いた顔でエイジを見上げる。
「わかった。ディスクをこっちに持って来い」
「…了解」
ロンの言葉に、エイジは頷いてミサトを促す。
ミサトは銃を床に置いた。
そしてユイが歩き出すのを見計らって、そっちに向かって歩き出す。