恋せよオジョー!
オジョーと仲間たち
レッツゴー、外の世界
部屋の大きな窓から見える、大きく、綺麗な月。
堂々と輝いているその姿は、見るものを虜にする。
「未華子お嬢様。あまり夜遅くまで起きておられるとお体にさわります。もうそろそろおやすみになられては?」
短めの茶色の髪の毛に、優しい表情。
わたしの執事、藤田圭吾がわたしの横から話しかける。
わたしは窓から視線を外し、綺麗で整っている圭吾の方へ視線を向ける。
「・・・わかってる・・・。もう、すこしだけ・・・」
わたしは、肩にかけているブランケットに手をかける。
「はぁ・・・。それでは、もう少ししたらおやすみになられてくださいね?風邪などひかれては、困ります」
「はぁい」
< 1 / 92 >