恋せよオジョー!
「うわっ・・・・」
ドサっと床の上に落ちる。
「あっ・・・ご、ごめん・・・」
床に転がっている私を引っ張り起こす。
「さっ、寒いです」
もう一度ベッドに戻ろうとするわたしに、
「ちょっと、いいかげんにしてよ!僕も寒いんだってば!ほら、こっち来ればあったかいから!」
ずかずかと、昨日自己紹介をした、リビングにつく。
リビングの扉を開けた瞬間、温かい空気がわたしを包み込む。
フローリングも、冷たくはない。
「あ・・・ったかい・・・」
「でしょ?そんなんで手間取らせないでよ」
パッと掴まれていた腕を離す。