恋せよオジョー!
「お。起きたか」
「あ、ミコちゃん、おはよう」
「お、おはようございます」
ペコリ、一礼。
「僕、コイツ起に行くのに苦労したんだけど。なっかなか起きないし」
うんざり、といったようにテーブルの前に置かれている椅子に座る。
「あ、ご、ごめんなさい・・・」
しゅん、肩を落とす。
「ほら、そんなおちこんでねぇで、食べな」
蓮が、席まで誘導する。
目の前には、白ご飯と味噌汁、目玉焼きという随分質素な朝ごはんだ。
「どうぞ」
ニコリ、蓮は笑顔でいう。
「い、いただきます」
わたしが言うと、一斉に箸を動かす。
パクパクパクと、箸を動かす。