恋せよオジョー!
おいで、と手招きされて、わたしはそのまま連についていく。
「あの・・・これからどうするのですか?どうしてわたし、着替えたのですか・・・?」
「あれ?着替えたのにわかってないの?」
クスクスと笑う蓮。
笑っていないで教えてほしい。
「おお、着替えたか。んじゃ、行くぞ」
「え。あの、行くってどこへ・・・?」
「はぁ?やっぱ馬鹿なの?決まってんじゃん。制服着ていくって言ったら学校しかありえないでしょ」
ひょこり、制服姿のハルが顔を出す。
「ば、馬鹿なんかじゃありません・・・!」
「馬鹿でしょ?」
「だ、だから―――」
「うるせぇ。喧嘩してねぇで、行くぞ」
先陣切って歩き出す、恭弥。
その後ろに、わたしたちはついていく。