恋せよオジョー!
「はへ・・・・??」
わたしは恭弥の予想外の行動に素っ頓狂な声を出す。
そんなわたしの態度にクスクスと笑うハル。
そして、わたしの頭の上に手を乗せたまま、
「おい」
ギャル達に向き直る。
先ほどの声とは違い、低く、冷たい声。
「ひっ・・・・・!」
「君らさ、僕たちのことナメてる?」
「俺らが騙されるわけねぇじゃん。てゆうか、ミコちゃん今まで俺らと一緒にいたし?」
「・・・で、コイツが何したって?」
「ご・・・ごめんなさいぃぃぃ!!」
謝りながら、ササーっとトイレから逃げていくギャル達。
その瞬間、ガクガク震えていた足に、力が入らなくなり、へなへなとそこに座り込む。
「はぅ・・・・」
「お、おい」
「だ、大丈夫です」
力なく笑う。