恋せよオジョー!
びゅぅぅぅ、と冷たい風が吹き荒れるのに、顔は火照っている。
恭弥につながれているては、とっても熱い。
でも、心がホカホカと温まる。
(なんか、こういうの新鮮・・・)
「・・・俺らもつなご」
蓮がハルに言い、ハルと蓮が手をつなぐ。
「はぁっ!?何が悲しくて男同士で手なんかつながなきゃなんないの!?」
「いいじゃーん。俺だって手がさみしーよ」
「意味わかんない。あっち行ってよ」
ぶんぶんとつながれている右手を振り払おうと必死なハル。
そんなハルを面白がっているのかいないのか。
ニコニコしっぱなしの蓮。
「あの二人は本当に仲がよろしいのですね」
隣にいる恭弥に話しかける。
「ん・・・ああ」
ふわり、あくびをする恭弥。