ふたり輝くとき
サラは利用されたのだ。ロランに力を貸さなかったが故に、彼を国王の座へ引き上げるために罪を被せられた。そして、サラの価値は女としてのそれに変わる。
顔を離したロランはニッコリと笑って、サラの顎に手を添えた。
「ふむ……お前も国王としての資質がないわけではない。ユベールが裏切ったというのなら、ジュストがいない今、跡継ぎはお前しかおらん」
「では――」
言いかけたロランの手を、ダミアンが取った。そして、彼の身体を避けてサラの目の前に立つ。サラは以前、ダミアンに襲われそうになったときを思い出して震えた。足がガクガクして、全身に振動が伝わるようだ。
「ロランの妻として、生かしてやってもよい。だが、私の子を産むのが条件だ。お前はジュストを殺した。責任、代償はその身体で払ってもらう」
卑しい笑みを浮かべたダミアンはトン、とサラの身体を押した。震えて立っているのがやっとだったサラはそのまま床に尻餅をついてしまった。すぐにダミアンの影がサラを覆う。
「今ここで、その誓約をさせよう。皆の前で、私に抱かれることで……」
「や――」
サラは逃げようともがいたけれど、両腕がしっかりと身体に張り付いて縛られていて動けない。ダミアンがサラの足を掴んでスカートを捲くり、太ももに唇を押し付けた。
「――っ、いやぁっ」
ダミアンの唇がスカートの奥へと進んで行き、サラは力いっぱい叫んだ。
「ユベール様っ!」
顔を離したロランはニッコリと笑って、サラの顎に手を添えた。
「ふむ……お前も国王としての資質がないわけではない。ユベールが裏切ったというのなら、ジュストがいない今、跡継ぎはお前しかおらん」
「では――」
言いかけたロランの手を、ダミアンが取った。そして、彼の身体を避けてサラの目の前に立つ。サラは以前、ダミアンに襲われそうになったときを思い出して震えた。足がガクガクして、全身に振動が伝わるようだ。
「ロランの妻として、生かしてやってもよい。だが、私の子を産むのが条件だ。お前はジュストを殺した。責任、代償はその身体で払ってもらう」
卑しい笑みを浮かべたダミアンはトン、とサラの身体を押した。震えて立っているのがやっとだったサラはそのまま床に尻餅をついてしまった。すぐにダミアンの影がサラを覆う。
「今ここで、その誓約をさせよう。皆の前で、私に抱かれることで……」
「や――」
サラは逃げようともがいたけれど、両腕がしっかりと身体に張り付いて縛られていて動けない。ダミアンがサラの足を掴んでスカートを捲くり、太ももに唇を押し付けた。
「――っ、いやぁっ」
ダミアンの唇がスカートの奥へと進んで行き、サラは力いっぱい叫んだ。
「ユベール様っ!」