A spring blue wind
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「今、ミルクティとオレンジしかないけど、どっちがいい?」
「じゃあ、オレンジで」
「りょーかい!突っ立ってないで、座って待ってて」
そう言うと、陽は一階へと降りて行った。
そして陽の部屋に取り残された私は、自分の勇気ある言動と、緊張感で、ため息がこぼれた。
っと同時に力も抜け、置いてあるベッドの上に腰をかけた。
とうとう来てしまった!
THE陽の家!
我ながら凄いよ、私!
それにしても広い部屋だな……。
興味本意で部屋を見渡していると、両手にオレンジジュースが入ったグラスと、口には3袋のお菓子をくわえた陽が戻ってきた。