幼なじみをやめるまで
「でもさ、咲が悪くないのは分かるけど、あの子の気持ちも分からなくもないかな」

「まぁな」


ヨシヨシと潤が頭を撫でてくれる

「咲は悪くねえだろ」


パシンと潤の手を払いながら千裕が舞子に詰め寄る


「千裕、そう怒らないでよ。咲は悪くないよ。だけど、あの子だって今日しかないって思って来たんでしょ?それを、先に言われちゃったらおもしろくないでしょ?

元はと言えば、千裕が鈍感なのがいけないんだし」


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