幼なじみをやめるまで
「そうそう」と頷きながら再び私の頭を撫で始める潤



チッと舌打ちして、なぜか私を睨みつける


――私、なんかした?



「ちょっと潤!いい加減、咲で遊ぶのやめときな。せっかくの卒業式台無しにしたいの?」


今度は舞子が潤の手をパシンと払った。

「痛てぇ、咲の頭ちょうどいい高さで置きやすいんだからしょうがないだろ」


「な?」と言われても…
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