幼なじみをやめるまで
腕を引かれて猛ダッシュしていると、開けたシャツからスースーと風が入ってくる。


ーー美奈ちゃん……やっぱり開けすぎじゃないかなぁ?



着いたら絶対にひとつボタンを留めようという事ばかり考えていたら、カラオケボックスの部屋の前まで着いていた





いつの間にか繋がれていた手は離され、隣で鏡片手に最終チェックをしている美奈ちゃん達



「さっきメールで教えてもらったんだけど、今日はかなり期待できそうだよ?」


「マジでー!?頭よし、顔良しじゃあ、欠点なくない?」



「なんか、緊張してきた」



「アハハ、早織が緊張したら咲がもっと緊張しちゃうでしょ?」






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