幼なじみをやめるまで
キャーキャーはしゃぐ彼女たちに完全に取り残されている私。



どうしよう……すごく帰りたい



「美奈ちゃん……私やっぱり……」


「さぁ!行くよ!」




帰る最期のチャンスは、見事に空ぶりに終わった。


背中をドンっと押され、早織ちゃんの開けた扉の向こうへ事もあろうに先頭で入る。




「こんにちはぁ。遅くなりましたぁ」



後ろから美奈ちゃんの合コン用キャラの声がする。


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