幼なじみをやめるまで
「どうした?」


「えっ?あ、ありがとう」



ミルクティーを受けとろうと手を延ばすと、サッと目の前から消えた。


えっ?と思ったその瞬間には頬にヒヤッとした感覚





「きゃっ」


「アハハ、赤い顔してるからこっちの方がいいかと思って」

「えっ?顔赤い?」




頬にあるペットボトルに手を延ばし受けとる。
反対の手で頬を触ってみるけど、熱くはない。


「あれ?気のせいかな?ゴメンゴメン」


ニッと笑う潤の顔で、からかわれたのが、分かった。

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