幼なじみをやめるまで
「もぅ!信じらんない」


プイっと潤に背を向けて、ミルクティーを一口飲む。



千裕は甘すぎると言って飲まないけど、私はもう少し甘くてもいいのにと思う





「信じられないのは、俺もだけど?」

「えっ?」



冷たい声に、ビクッとして振り返ると、さっきより随分近くにいる潤




ーー相変わらず長い睫毛だなぁ



「聞いてた?」


私を見下ろす潤の目は、誰が見ても怒ってる。



「聞いて……た」
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