幼なじみをやめるまで
「大丈夫よ。佐久間くんが保証してるもの。『ちょっと鈍くさいけど、一生懸命にやる奴です』って頭下げたんだもの」


「えっ?」


「佐田さん知ってる?うちの学校で男バスって人気あるんだよ。だから、毎年すごい人がマネージャー志願でくるんだよ。

だけど、マネージャーって地味だしキツいからあっという間に辞めちゃうの。

まぁ、志願した理由が彼氏作りが目的だからなのもあるけどね」



「はぁ……」


「今年は、佐久間君と長谷部君が入部したから去年の2倍は来たかなぁ?だけど、みんな二人にしか寄っていかないから、私が追い出したの」
< 219 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop