幼なじみをやめるまで
「嫌なこと思い出させちゃったね。ごめん。実はさ、私もここに来たときに、未練タラタラだったんだよね。

私の場合、膝が使えなくなっちゃってダメだったんだけどね」



葉山さんは、きっと自分でも気付いてないんだろう。少し寂しそうな顔をして膝をさすっていた。




「私、やっぱりプレーしたいんです。だからきっとお役に立てないと思います」


「フフフ…やっとはっきり物言うようになった。佐田さん、放課後おいで。アイツらのプレー見てごらん。それから決めたら?」




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